アルスコーポレーション

Global Site

HOME > プロの園芸作業

プロの園芸作業

鉢植えブドウの誘引

デラウェアはブドウの代表品種ですが、
我が家で育てるデラウェアは人気がありません。

果実が小さいこともありますが、ジベレリン処理をしないため
「種なし」でないことが一番の原因のようです。


私の場合は、果皮のみを出して果肉を噛まずに丸呑みするので、
種子の有無は関係なく、「種あり」の状態でも美味しいのですが…。
そうしたことでデラウェアの代わりに、育てやすく果実も大きい
品種のマスカット・ベリーA を育てることになりました。
しかし想い出のあるデラウェアも残しておきたいので、
冬に挿木をし、鉢上げをしておきました。
立場上というわけでもありませんが、庭の片隅に置いておいたのが
よく見ると結実している株がありましたsparkle2

こうなるとこの結実している株の存在意義は一気に上昇し、
堂々と鉢植えしてベランダ植物の一員になりました。
しかし枝が伸びっぱなしになっているので、誘引整枝をしてやります。
ブドウの誘引は「行灯仕立て」がよく行われているようです。

しかしこの株は枝が少ないですし、葉も小さくて節間も短いので
二本の支柱を立てて、それに誘引し直立した樹形にすることにしました。
直立仕立ては行灯仕立てよりも簡単に誘引できますし、
枝を傷めたり折ったりする危険が少なくなります。
それに占拠する空間が小さくなりますので、ベランダ栽培では重宝します。

● ● ● さあ、やってみよー! ● ● ● 

まず二本支柱を立てます。支柱が倒れないように今回は
ワイヤーで鉢と固定しました。

支柱に沿わせるように、麻ひもで誘引していきます。
つるが揺れるとストレスを感じ、それ以上
伸びなくなってしまうので、誘引して生長促進してやります。

さて、どんどん誘引していきます。
支柱の間に篠竹を張り、間にも誘引できるよう手助けをしてもらいます。
短めの枝はこちらを使って誘引していきます。

向かって左側の枝の誘引ができました。
次に右側の枝ですが、あまり強く伸ばすと枝を傷めたり折れてしまう
危険がありますので、麻紐で篠竹からぶら下げるようにしました。

今回の留意点ですが、主枝の分かれ目で割けないように
麻紐で保護してやること・誘引した紐が枝に食い込まないように
ゆとりを持たせておくことに注意しましょう。

お!青虫がちょうど孵化しようとしていました。
葉を食べられてはいけませんので、駆除しておきましょう。

2本めの篠竹を張りました。
右側の枝の葉をこちらに誘引していきます。

篠竹は長さに合わせてカットできるところが利点ですね。

左側に垂れ下がっていた枝をもってきました。

最後に真ん中に持ってきた枝を調整して完了です。

<整枝前>

<整枝後>

かなりすっきりしましたね!
これからぐんぐん成長してくれますようにbud
これにて本日の作業は終了ですmelody2
なお鉢上げしたものを、一回り大きな鉢に植え替える際には
用土を落とさず、根を乾かしたり傷めないよう注意しましょう。
もしも失敗した場合には落果が起こるかもしれません。
しかしこれによって株の衰弱枯死が防がれます。
植物の場合には、枝葉に危険(しおれなど)が生じた場合
蕾・花・果実がついていると、まずこれらを落とすことにより
身を守ろうとします。
生殖生長よりも栄養生長を優先しているのでしょう。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

鉢栽培の魅力はいくつもありますが、ブドウの場合では
欧州ブドウが可能になることが挙げられます。
米国系品種と違い露地栽培をしますと病気が出やすく
果実も途中までは育ちますが、収穫直前に裂果するなど
家庭栽培には不向きですdownarrow3
ところが鉢植えをして、日当たりがよく雨の当たらない
軒下では収穫が楽しめます。


写真はカベルネ・ソーヴィニヨンですが、
秋には収穫と見事な紅葉を長期間楽しんでいます。

■□■□害虫の話□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

鉢植えモモにアブラムシが住み着き、アブラムシの排泄物である甘い液体に
つられ、アリが這いまわるようになっていましたimpact
急いでオルトランを散布しました。

● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

『 鉢植えブドウの誘引 』に適した刃物scissors

植木鋏ロングタイプ

最新ハイテク技術で軽量化を実現しました。
刃先の長いU-600Lは、堺刃物の伝統を汲む鍛造刃を採用。
アルス独自の熱処理を施した強力な刃先は、いつまでも精度が高く、
バラつきの少ない切れ味を保ちます。
西先生も愛用のはさみですuparrow3
植木鋏ロングタイプ U-600L
植木鋏ロングタイプ U-600L

● ● 今日の一言 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

7月に突入しましたね。今回の取材の日はとても暑く、
これからの夏の作業は気をつけないとなあ~と改めて感じました。
みなさん、作業の際はしっかり防暑対策してくださいねthumbsign
西先生のご自宅の果実もどんどん実をつけていき、
収穫の時が楽しみだなあと伺うたびに思います。
ベランダ栽培や狭いお庭でも果実は立派に育ってくれますよsparkle2

実は前回鉢植え栽培用にユスラウメの取木をしました。
あと半月くらいしないと芽は出ないでしょうが、
今から育てるのがとても楽しみです!
また記事にしてお届けしたいと思います。
社員2号でしたbird

日付:
作成者 ars_pro
カテゴリー: ブドウ, 夏(6~8月)
タグ , , , , , , ,
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。