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プロの園芸作業

鉢植えイチジクの整姿


ウメが開花を始める時期には、
多くの落葉樹も発芽態勢に入っていますから、
芽が冬の時期のように小さくても、剪定は早く済ませておきましょう。

イチジクの場合は、厳寒期に行うと
寒害を失せることがあります。

そうしたことから、
露地栽培の場合は2月~3月に行われることが多いようです。


しかし今回の剪定は鉢やプランターなど
容器で育てている株です。

容器栽培の場合は、
よほど容器を保湿してやらないと用土が低温になり、
寒害を受けやすくなったり、発芽が遅くなる傾向がありますsweat

この株も未だ
発芽の準備は不十分で、剪定による悪影響は少ないことでしょう。

それに切除した枝は挿穂として
繁殖させたいこともあって、この時期となりましたsparkle2

下の写真は昨年に植え付けた株の現状です。

まずは、現状を確認してみましょうlightbulb


剪定に際しては、まず最終的にどのような樹形にするかを
決めておくことが必要です。

この株の場合は容器の形からして、
左右に一文字に主枝を広げ、
そこから上に向かって亜主枝・結果母子を伸ばすようにするつもりですopenfingersparkle2

次は、花芽と葉芽の確認です。


※丸いかたちのものが花芽/三角のかたちのものが葉芽

イチジクは新梢の先端部に花芽ができます。
そしてできた花芽は枝の下の方から順番に成熟していきます。

注意したいのは、昨年の新梢の先端部にできた花芽が、
元気に越冬している場合があるということlightbulb

こうした花芽はこれからどんどん発達して、
夏には収穫できるでしょうheart3
それでは、確認を終えたところで本日の作業スタートです!
● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
1square枝の整理

主枝候補以外の枝を剪定します。


これで、主枝となる3本の枝がはっきりとなりました。

2square主枝候補の枝の対応

本来は、主枝候補の3本のうち2本を残して、
中央の直立している枝は基部から切除したいところです。

ところが下の写真のように、
中央の枝はよく充実していて、先端部には花芽がいくつか着いていますsparkle2

こうなると欲が出て、夏の収穫を楽しみたくなります。

かといってこの枝を残してしまうと、
将来主枝となる左右に広がる2本の枝の充実が悪くなりますsweat

いったいどうすればいいのでしょうか・・・impact

そこで小細工となりますが、
中央の枝は残して収穫をはかるとともに、
徒長を抑制し、左右に広がる2本の主枝候補に養分が送られるようにします。

方法としてはいくつか考えられますが、
今回はまず中央の枝の本来切除する部分に傷をつけてやります。



こうすることで、成長が抑制され、
残りの主枝候補に良好に養分が流れるようになるでしょう。

さらに先端部の葉芽を摘み取っておくことも、徒長抑制には有効ですlightbulb



左右の主枝の枝は、9芽ほど残して切除し、
結果枝を伸ばして秋の収穫を待ちましょう。

ここで、切除した枝は、後程挿し木作業のときに
利用するため、水をはったバケツなどに入れておきますmist

また、切除した切り口にはトップジンなどを塗っておきましょう。
病原菌の侵入を防ぎ、枯れ込みを防止してくれますlightbulb

最後に根切りをしておきます。

スコップを入れてみると、、根がびっしりと詰まっていて
なかなか切れませんsweat


そのようなときには、はさみを使って行いましょう。

(注意)根切りでは土を噛み、刃が傷んでしまいますimpact
新しいはさみではもったいないので、使い古しのものを使ってください。
ここまでの作業を終えた、イチジクがこちら!
とってもすっきりしましたね。


3square挿し木

先ほど9芽ほど残して切除した枝で、
挿し穂づくりをします。

まず、花芽のみを摘み取ります。


そして、4節くらい(12cm~15cm)の長さのところでカットし、
挿し穂をつくっていきますscissorssparkle2


できた挿し穂は、鉢に1本ずつ植えていきます。
※水に浸して、十分に土を湿らせましょう

※鉢のふち1cmほど内側に植えていくのがポイントです!

これにてOK!
本日の作業は全て終了です。
おつかれさまでした~catface3


『 鉢植えイチジクの整姿 』に適した刃物scissors

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★★★今日のひとこと★★★
あたたかな取材日となった3月17日!
立派に西先生宅のシナミザクラが満開を迎えていました◎
がんばって冬を越したねえ・・となんだかしみじみするとともに、
とってもすてきに咲いていて、いよいよ春だ!と嬉しくもなりました。
うつくしいものが溢れ出すこの季節。みなさまも春をえんじょいしてくださいね♪heart3

日付:
作成者 ars_pro
カテゴリー: 剪定, 挿木, 春(3~5月), 樹木,
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