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プロの園芸作業

鉢植えブドウの誘引


ブドウは蔓植物とされています。

蔓植物は自由自在に茂る植物というのが
第一印象のようですが、ブドウは違います。

とても不器用な植物のようです。

4月から5月にかけては、目を見張らせるような伸長をしますが、
一夜にして大切な新梢が強風に折られてしまうことがあります。

一見非常に太くて丈夫そうな新梢ですが、
圧力の加わる方向によっては、誠にあっけなく折損してしまうのですimpact

新梢が折損しやすいのは、母枝の方から引き離すように
力が加えられた場合です。

新梢が発生して間もない時期には、
かなりの強風でも折損しませんが、
この時期にはかなりのボリュームがあるので被害が生じますsweat

ブドウの新梢(巻きヒゲ)は接触したものに絡みつく性質がありますから、
適切な誘引をしてやらなければなりません。

特に鉢栽培ではコンパクトに仕立てたいのと、
発生する新梢の数が少ないので新梢は大切に扱いたいのです。

さて、その容器栽培のブドウの季節の大切な作業の誘引ですが、
書物を見ると「行灯(あんどん)仕立て」がよいとされています。

ところが不器用な筆者の場合は、
誘引の際に新梢を基部から折ってしまう失敗を繰り返しました。

そこで行きついたのが「直立仕立て(行け行け誘引)」です。
今回はこの方法で、一才山ぶどうの誘引を行いたいと思います。

● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
1square支柱を立てる


誘引をしやすくするために、鉢の縁に支柱を差し込みます。

また支柱の間には横向きに一本支えをつくっておくことにします。

2squareリングの中に囲い込む


発生する新梢は、写真のように針金で作った輪の中に
全て入れておきます。

こうすることで、強風などでの新梢の折損を防ぐことができますlightbulb

3square新梢の整理

新梢はたくさん生じても、肝心なのは蕾を持つ新梢です。

蕾を持っていないものは、養分の無駄遣いになりますから
芯や新梢を摘み取ることにしますscissorssparkle2


また、植物は実よりも葉を大切にする性質を持っています。

大量の葉っぱに養分を送ったために、実が落下してしまった・・・という
ことにならないようにするためにも、新梢の整理は欠かせませんlightbulb
※新梢の整理については、一才山ぶどうでの新梢が少なかったため
同じブドウのデラウェアという品種にて行いました。

4square誘引

誘引では、鉢の縁に押し込んだ支柱を利用します。

こうすると新梢は垂直に伸びあがり、
当然のことですが樹高が高くなって鉢が倒伏しやすくなりますsweat

そうした場合には、新梢を適当な位置で下方へと誘引してやります。

ご承知のように、下方に向けられた新梢は
急激に伸長が弱まり停止します。

その辺の加減は、一つの果房の成熟には
少なくとも正常な葉が10枚は必要だということでしょう。

こうした配慮もブドウとの楽しい会話となります。

この一才山ぶどうの鉢も
もう少し樹高が高くなれば誘引が必要となるでしょうlightbulbsparkle2

 


クラフトチョキ
刃の表面にはハードクロームをコーティングすることで、ヤニがつきにくく、さびを防ぎます。 また、磨耗に強く、耐久力があり、切れ味が持続します。

『 鉢植えブドウの誘引 』に適した刃物scissors
新梢の整理では、クラフトチョキを使いました◎
細かな作業となるため、小回りのきく刃先がぴったりですlightbulb
ソフトグリップで長時間の使用でも手が疲れにくい!
★★★今日のひとこと★★★

今回取材した、「一才山ぶどう」はコンパクトで
育てやすくたくさん実がなる品種です。

西先生のお宅にはこのほかにも「デラウェア」
というブドウの品種がありました。

こちらは大型ですが、一才山ブドウに比べると
花が少ないのだそう。

2つを隣に並べてみると、サイズの違いが一目瞭然!


大型なデラウェアと
コンパクトな一才山ぶどう・・・!

同じブドウでもこんなにも違いがあるのだなあと
実感した取材日でした。

日付:
作成者 ars_pro
カテゴリー: ブドウ, 春(3~5月), 鉢物果樹・盆栽
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