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プロの園芸作業

生垣の手入れ

 住宅環境の第一印象は、個々の住宅の外周のデザインが主役であり、生垣は極めて重要な役割を演じています。
 関西では、環境に適応しているのに加えて、美観の点からもカイヅカイブキの人気は不動の位置を占めています。
 当然のことながら、生垣の美観は手入れが肝要です。
 頭の中では面倒なようですが、作業は『さあ、やってみよう』と思った時には半ば出来ているものです。
 それに最近は手軽な電動バリカンが普及して、短時間で軽便に美しく仕上げることができます。
 
 
 


 カイヅカイブキのような常緑樹の場合には、春から夏にかけて旺盛な生長をしている時が、傷口も直ぐに治るので刈込みの適期なんですが、今の時期は新年を迎える季節の作業・お化粧として行うので、徒長枝の整理位のつもりで行うのが無難でしょう。
 さて、本年最後の刈込みですが、すっきりと刈込まないと、枝葉に残る傷が大きく、切り口の枯れ込みが顕著に現れて美観を損ないます。
 そのために、鋏の脂(ヤニ)や錆(サビ)を落とし、油をさしたりして刃を研いでおきましょう。
 特に、脂は厄介なものですが、熱湯をかけると意外に簡単に取り除くことができます。
 刈込みの第一段階は、竿や紐などで仕上がった時の輪郭を作ることです。
生垣の手入れ 
 離れて眺めるのと、作業している時に感ずる樹形とはずいぶん違うもので、うっかり強く刈込んでしまうと、樹形そのものが単純なだけに、全体の手直しが大変です。
 次は剪定鋏や鋸を用いて、不要な太い枝を間引いておきます。
 電動バリカンの場合、太い枝を挟んでしまうとモーターを傷めるだけでなく、挟んだ枝を離すのに手間がかかります。
生垣の手入れ 生垣の手入れ 
 また、前回に強い刈込みをしている場合には、緑白色で葉先の鋭い、いわゆる「杉葉」が生じており、これを放置しておくと、どんどん茂って、美しい緑が失われてしまいます。
 そこで、杉葉は小さいうちに摘み取っておきましょう。
 カイヅカイブキには、ナシなど落葉樹の大敵である赤星病が、秋から来春まで中間寄主として寄生しています。
 そうしたことから、枯れ枝はもちろん、枝葉が混みあったり不潔な感じになっている所を大掃除し、病害虫の巣にならないようにしましょう。
 刈り取った枝葉は、小さくしておけば敷きワラや、堆肥作りの貴重な材料です。
 最近は土壌改良にも役立つ発酵菌も出回っており、台所ゴミと一緒に発酵させて良質の鉢物用土作りにも利用できます。
生垣の手入れ 生垣の手入れ 
 最後に、道具へのお礼を込めて、作業直後に熱湯で脂(垢)を落とし、刃部やカシメ部分をよく乾燥させてから油を差して仕舞ってやりましょう。
 
 
 
 

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作成者 ars_pro
カテゴリー: 冬(12~2月), 刈込, 樹木
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