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プロの園芸作業

スモモの枝垂れ仕立て

スモモの枝垂れ仕立て
家庭での果樹栽培は限られた空間なので、一つでも多くの種類を育てるには、いかに「コンパクト」に仕立てるかがポイントになります。
今回のスモモも勢いの強い果樹ですから、それに沿って樹形作りをしていると、大変なことになります。(写真:2009年10月中旬の状態)


スモモの枝垂れ仕立て
そこでこの春に、昨年の徒長枝を、剪定せずに下方に曲げておきました。(写真:2009年3月下旬の状態)
スモモの枝垂れ仕立て スモモの枝垂れ仕立て
すると、新枝が徒長せず、1~2cmの短い枝が沢山できていました。そして、芽の状態を観察してみますと、芽がまるで束になったように沢山着いています(花芽)。
もしも今春に切り戻し剪定をしたり、または放任したりしていればきっと長い枝(徒長枝)の発生につながって、広い場所を占領していたことでしょう。しかもその枝は、各節の芽が一つ(葉芽)のことが多く、たとえ複数の芽が着いていて花芽であったとしても、結実する可能性は低いものです。
スモモの身になって考えると、早く体を大きくしてサバイバルに勝ち残らなければ、ということでしょうから、若い木の場合には花芽よりも葉芽を優先して着けて、徒長枝を伸ばし、占有空間を大きくしたいことでしょう。そうしたスモモの思いに心を致すと申し訳ないのですが、わが家の事情もあるので、今春の処置をしました。スモモには、『水やりなどの手入れは、しっかりさせていただく』ということでお許しを願った次第です。
さて、春に枝を曲げておきながら、今月もまた曲げることにしました。樹形を整えるのは木が休眠している落葉期(休眠期)が適期とされています。樹液の流れが少ないので、強い剪定などを行っても、傷口からの樹液(養分)の流出が少なく、樹体の消耗が少なくて済むためです。
では、何故この時季に樹形を整えるか、ということですが、理由が2点あります。1点目は、この時季はまだ枝が軟らかく曲げても折れる危険性が低いということ。2点目は、芽の状態が安定しているため、こうした処理によって発芽してくることはないであろう、ということです。
スモモの枝垂れ仕立て
ちなみに、別の鉢で9月に曲げた枝からは、写真のように新枝が伸び出しています。このような枝は未熟なのでこの冬の寒さで枯死することが考えられ、樹体の衰弱につながります。
スモモの枝垂れ仕立て
なお、曲げる際には枝を揉みほぐすようにし(捻り)、柔らかくして形を整えます。それも一度ではなく、最初は予定の形の60%位にとどめ、1ヶ月間隔位で次回の処理を行うようにすることが大切です。葉のついている間は樹液の流れは盛んですから、急に強い曲げをすると処理をした後になって曲がった部分が折れてしまうことがあります。

<さあ、やってみよー!>

1)作業部分
スモモの枝垂れ仕立て
昨年までの枝と、今年伸びた枝の境目が、折れやすい箇所です。
2)針金を添えて、固定する
スモモの枝垂れ仕立て スモモの枝垂れ仕立て
接木テープを使って、数箇所固定します。
3)針金を曲げる
スモモの枝垂れ仕立て
針金を曲げることで、枝を一緒に曲げます。
ゆっくり、慎重に曲げていきます。
4)紐と鉢を利用して、枝を下へ引っ張れば完成!
スモモの枝垂れ仕立て
とってもコンパクトに仕上がりました♪


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作成者 ars_pro
カテゴリー: モモ・スモモ
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