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カキの害虫対策

カキの害虫対策
「ジューン・ドロップ」という言葉があるように、カキの実が梅雨時に落ちることは知られていますが、我が家の場合、今年は8月になってからの落果が目立ちます。
カキの害虫対策落ちた果実をよく見ますと、蔕(へた)が全くついておらず、蔕に接している部分にいくつもの異常が見られました。どうやらカメムシの吸汁によるもののようです。


害虫としてのカメムシは10種以上もの種類が知られており、イネの被害が大きいのですが、近年は果樹の害虫としても見逃せない存在だそうです。今回の被害のように蔕の周囲に加害するのは、大抵チャバネアオカメムシだと思ってよいようです。
この種類の被害は全国的で、スギ・ヒノキなどを寄生植物(繁殖植物)とし、年間に1~3回発生するとされています。樹林地の落葉の下などに隠れて越冬し、サクラの開花するころから活動を始め、初夏~盛夏にも大きな被害を加えるのだそうです。
対策としては、春から収穫期の前まで殺虫剤を散布しておけばよいようですが、環境や安全のことを考えますと、最低限の薬剤使用で最高の効果を得たいところです。
まず考えられるのは、カメムシの被害を受けにくい種類を植えることでしょう。大きな傾向としては、甘柿よりは渋柿の方が被害を受けにくいそうです。
次は、カメムシの発生状況に対応した駆除です。地域の気候や植生によって異なりますが、大別しますと、以下の4タイプになるそうです。

(1)前期型:5~7月に被害の多いタイプ
(2)後期型:8~10月に被害の多いタイプ
(3)双峰型:(1)と(2)ともに被害の多いタイプ
(4)無峰型:被害の山が顕著でないタイプ

カメムシの発生状況4タイプ

北摂の我が家でのカキの被害を考えますと、(2)のタイプになりそうです。厳密にみれば、ジューン・ドロップと思っていたものの中に、カメムシの被害があるかも知れませんが、これまでのところジューン・ドロップが異常であったことはありません。

カキの害虫対策
さて、対策ですが、「ダントツ水溶液」などの特効薬がありますが、我が家では「スミチオン水和剤」で防除しています。薬剤は蔕側に散布するようにします。
なお、8月を過ぎると、加害されても落果しないまま収穫期を迎えます。しかし、被害果は果肉が惨憺たる状態になっていて、とても生食できない状態になっています。来年の被害根絶のためにも、夏にこその害虫防除をしておきましょう。(親が越冬すると、来年は子が発生するため。)
カキの害虫対策
また、観察を怠っている間に、写真のように葉を食い荒らされていることもわかりました。どうやらイラガの幼虫による被害のようです。

カキの害虫対策
この幼虫は体一面にトゲを持っており、これに触れると鋭い痛みがあるので特に子どもたちが刺されないように注意が必要です。

カキの害虫対策
駆除には「スミチオン」がよく効きます。散布に際しては、被害の認められた部分の周辺を中心に、葉裏から薬剤を散布するようにします。なお、カキの場合は、皮ごと生食することがあるので、収穫45日前までに殺虫剤散布を済ませましょう。


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作成者 ars_pro
カテゴリー: その他の果樹, 夏(6~8月), 病害虫対策
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