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プロの園芸作業

鉢植え果樹の新梢処理(スモモ)



春に植え付けたスモモ[品種:サンタローザ(l株で結実する)]を
平面的な樹形に仕立ててみることにします。

以前にも述べましたが、
最近、各地でアライグマによる農作物の被害が多発しているようです。
北摂のわが家でも同様で、アライグマ対策が必要です。

対策方法としては、
「犬猫排除」の薬を株の辺りにまいたり、
幹に刺の鋭いシートを巻いたり、
果実のある位置に金網などの丈夫なネットを張っています。

ネットを張る場合には、
樹形が平面的だと簡単に張ることができますし、
効果は確実です。

また、家庭では木が大きくなったり、
立体的な樹形になると邪魔者扱いされることが多いようです。
その点、平面樹形だとベランダでも楽に育てられます。



<さあ、やってみよー!>
1square支柱を立てる

枝の位置に合わせて鉢の左右に支柱をたてます。
このとき、苗木の幹の位置とほぼと一直線になるようにします。

2square横木を添える
左右の支柱に横木を添えて安定させます。
このとき、幹を利用することでしっかり固定することができます。

 
3square枝の基部を保護する

枝を誘引する前に要注意!
新梢はいまだしっかりと幹につながっておらず、
基部から簡単に外れてしまいます。
誘引する(曲げる)前にしっかりと基部の固定をしておきます。


4square枝を誘引する

枝の習性から考えれば、直立させてやるのが良いのでしょうが、
今回は横に広げることにします。
このとき、単に曲げるだけでなく、曲がる部分に“捻り”を加えます。
こうすることで、枝が折れるのを防ぐ効果があります。



ちなみに、
枝は横にされるだけでも伸長が抑制されますが、
捻りを加えるとさらに抑制されます。
実はそこが狙いで、木を早く落ち着かせ、
花芽を早くつけたいのです。

木の好きなように伸ばした場合、
勢いの強い4本の新梢だけが直立徒長してしまい、
小枝の発生はあまり期待できません。
ご承知のように、スモモは夏までに伸びが止まった短い技(短果枝)に
花芽がつくのですが、こうして主枝となる枝を横に誘引しておくと、
小枝の発生する率が高くなるのです。
小枝には花芽が多くできるだけでなく、
着果率も高くなります。

camera1正面から見た写真

camera1真横から見た写真(平面に仕立てられています!)

5square新梢の先端を摘む

最後に新梢の先端を摘んで、あまり広がりすぎようにしておきます。




鉢栽培では、主枝を低く出させることが望ましいのですが、
この木の場合には、春に植え付ける際に、
上部の芽を摘み取っておきました。

摘み取る際には、木が休眠状態にあるときに行うのが良く、
遅くなると傷口から樹液が流れ出てなかなか止まらず、
木の衰弱を引き起こす危険があります。
植え付け時の「芽掻き」は、2月上旬までには済ませましょう。

 
 
 
camera1最後に・・・

平面仕立てなら、ベランダに置いても、
通路スペースが確保されるので、快適ですねuparrow3


 
 

『鉢植え果樹の新梢処理』に適した刃物scissors


今回の作業でも使用したのはクラフトチョキです。
麻紐を切ったり、用土の袋を切ったり、
新芽を摘んだり、多用途に使えます!
グリップカラーは全部で6種類。
お気に入りの色を選らんで園芸作業を楽しまれてください。

クラフトチョキ

クラフトチョキ 330H
クラフトチョキ


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作成者 ars_pro
カテゴリー: モモ・スモモ, 夏(6~8月), 新梢の手入れ
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