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プロの園芸作業

夏季剪定

 

今年は梅雨が長かったので、どの木も軟弱徒長しているようです。
それでなくても、高温乾燥の夏越しは、どの木も大変な負担です。
平素は手抜きしている木でも、今年は夏季剪定を改めて考えてみましょう。

夏季剪定は、冬季の剪定とは異なり、
混み合っていて病害虫の巣になりそうな部分の枝葉を間引いて、
採光・通風をよくしてやる程度に止めるのが基本です。

 



写真は、一昨年に徒長しているリンゴの枝を、水平に近く誘引しておいたものです。
今年も直立した徒長枝が林立しています。
こうした枝には、まず花芽はつくられないでしょう。
かと言って、基部から除去すると、夏から秋にかけて新しい徒長枝が発生することでしょう。

そこで、今回は、これらの徒長枝の基部(切り株)を少し残して切除することにしました。
ねらいは、残した基部から短い新梢を伸ばすことです。
うまくいけば結果枝になってくれるかもしませんから。

 


<さあ、やってみよー!>

1square剪定する枝の選定
徒長枝をすべて切除すると、木の生育バランスが乱れますから、
残す枝の配置にも配慮しながら、特に旺盛なものを中心に選びます。

2square切る位置
選出した徒長枝の基部を約1cm残して切断します。
この際、注意したいのは、切り口がきれいに切断されていることです。
そのため、片刃の剪定鋏よりも両刃の植木鉄などが適しています。
切り株が1cmより長くても短くても、新梢は発生することでしょうが、
長いと新梢も長くなりますし、短いと新梢も短くなる(貧弱化)傾向があります。


3square切り口の保護
トップジンMなどの切り口保護剤を塗布して、
切り口を風雨や強光から守ってやりましょう。
そうしたものがない場合には、ビニールシートなどで包んでおくのも一法です。
この場合には、新梢の発生を妨げないように注意しましょう。

4squareその他
bud作業の内容を記したラベルを付けておきましょう
夏季剪定は6~8月にかけて行われますが、
夏は花芽分化期でもあります。
遅れると分化が妨げられますし、
早過ぎると徒長枝になってしまう可能性が高まります。
わが家での適期を知るためにもしっかりと記録しておきましょう。
記憶はすぐにうすれてしまうものですから。

bud間引き剪定に自信がない場合
剪定を控えめにして、枝を横に誘引しておくのも徒長抑制に役立ちます。
今年は例年より夏の日中に枝葉がしおれる度合いが高いかも知れません。
でも、少し萎れるくらいの方が花芽分化は行われやすいものです。
潜水などで木を甘やかすのは禁物です。

▼徒長枝剪定後


『夏季剪定』に適した刃物scissors
今回使用したハサミは、
『 軽量・小型 生花・園芸鋏 ファミリーデラックス 』です。
両刃タイプのハサミですので、小枝の剪定・草花の束ね切りに便利です。
たくさんのお花屋さんで愛用いただいている商品ですmelody2
グリップカラーは全部で5種類(ホワイト・ピンク・イエロー・グリーン・バイオレット)。
お好きな色を見つけてくださいねface1

ファミリーデラックス

ファミリーデラックス
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作成者 ars_pro
カテゴリー: その他の果樹, 剪定, 夏(6~8月)
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