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プロの園芸作業

ユスラウメの鉢上げ

※『 ~さあ、やってみよー!~ 3square水苔の取り除き 』までは
前回のレポート「モモとユスラウメの接木」と、同じ要領になります。

梅雨に取木をしておいたユスラウメが、
発根しているので鉢上げしようと思います。
根は明るい所では発根しにくいので、
水苔の乾燥を防ぐために包むビニールは、黒色が適しているでしょう。
しかし、取木した部分には、ちょうどブドウの葉が覆ってくれていたので、
透明なビニールで包んでおきました。



透明なビニールが好都合なのは、
発根の状態が一見して分かることです。



~ さあ、やってみよー! ~
1square地上部(枝葉)と地下部(根)のバランス
発根の正確な状態は水苔を外してみないと分りませんが、
あまりたくさん発根しているようには思えません。
一方、新梢の状態を見ますと、
非常に旺盛な成長をしているものがたくさん発生しています。
これだけの新梢(特に葉)を養うには根が貧弱すぎます。
そこで新梢を切り戻して、葉面積を少なくしてやることにします。

2square親株からの切り離し
根は環状剥皮した上部から出ているはずです(樹皮と木質部の間の形成層から)。
そこで、根を傷めないように注意しながら、
環状剥皮した一番下の部分から切り離します。
▼発根の様子

▼環状剥皮した部分

▼環状剥皮した部分で切り離す

▼切り取ったところ(取木側)

▼切り取ったところ(親木側)

▼親木の切り口にはトップジンMを塗布しておく

3square水苔の取り除き
鉢植えで重要なことは、用土が均質であることです。
水苔は非常に保水力があるので、
排水の良い用土に植え付ける場合ほど、これからの水やりが難しくなります。
ですから、切り取ったものは水に浸けて水苔をほぐしやすくし、
ピンセットなどを使って、根を傷めないように注意しながら外してやります。
発生して間もない白い根は傷つきやすいので、
無理に水苔をはなすことは控えます。
▼水苔を水に浸け、ほぐしやすくする

▼水苔をピンセットで丁寧に取り除く

4square切り口の処理
根や枝の切り口が腐ると、癒合組織か包み込んでくれず、
そこから腐敗が幹の部分に進んでしまいます。
ですから、まだ組織が生きている状態のときに、
予定の位置まで切り戻して、切り口を保護してやることが大切な作業です。
具体的には、樹皮を失っている部分を出来るだけ切り取ります。
▼異常に盛り上がったカルス(カルス:傷口を防ぐために出てきた組織)

▼カルスが盛り上がりすぎると根が発生できないので取り除く

▼木質部を取り除く


5square切り口の保護
切り口にトップジンMなどの保護剤を塗って、
空気や水が直接触れないようにしておきます。
▼切り口に癒合剤を塗布する

6square植付け
鉢は中深の栽培鉢とし、用土は赤玉土とします。
赤玉土は盆栽仕立てにした際に、
栽培管理だけでなく景色作りにも好適だからです。
根に水苔が多く着いている場合には、浅植えするのがコツです。
▼浅植えし、株を固定する

▼腰水をする



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vs.jpg

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作成者 ars_pro
カテゴリー: その他の果樹, 取木, 秋(9~11月), 鉢物果樹・盆栽
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