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プロの園芸作業

スモモの台木利用


スモモを鉢植えしていたのですが、突然枯死してしまいました。
そこで鉢から出して庭の隅に置いておいたところ、
写真のように台木から新芽が伸びだしています。
※写真をクリックすると大きな画像でご確認いただけます。


スモモの台木として、特別な種類もありますが、
手近なものとして実生を用いることができますし、
モモやウメなどとも親和性があります。
特にモモは親和性が高く広く用いられているようです。
ただ、モモ台木は排水の悪い環境では生育が良くないこと、
寒冷地には適さない性質を持っています。
最近注目されているのが、「おはつもも」(モモ)です。
根の生長が旺盛なだけでなく、
ネコブセンチュウにも強い性質を持っているそうです。
さて我が家のこの台木は何でしょう?と気になりますが、
台木として非常に丈夫なことは間違いないようです。
そこで、まず台木養成とし、
面白い形をしているものは
鉢植えとして、「果樹盆栽」素材として養成することにします。

● ● ●  さあ、やってみよー!  ● ● ● ● ● ●
【 根の観察 】
栽培というのは、その植物の望みを叶えてあげることです。
まず、台木の様子をしっかりと観察しましょう。
根を乾燥させないように注意しながら、
用土を落とし根の状態を見てみました。

そこで、興味深いことに気づきました。
根から発芽しているのです。
この性質を利用して、一工夫できそうです。

【 植付け 】
理想的な移植や植付けは、発芽(根)直前が理想的です。
しかし、すでに発芽している株の株分け・植付けには
相当な注意が必要です。
最も大切なのは、樹液の流出の問題です。
以下の写真を例に考えてみましょう。
▼全体

▼根の形

これは、根の部分が面白い曲線的な形をしているので、
「果樹盆栽」として育ててみることにします。
ところが、その幹は直線的な伸びをしており
根の部分とは異質な感じです。
盆栽仕立てでは、
「立ち上がり」(「根張り」から「一の枝」までの状態)からの
流れに沿った伸びが続くようにしたいので、
直線的な部分を外す必要があります。
ところが今、その位置で切り取りますと、
樹液の流れが本格的になっているので、
樹液のロスになってしまいます。
また、切り口の治癒が順調に行われず、
結果として期待した部分からの新梢の発生が
得られなくなる可能性も高くなります。
そこで写真のように、丈夫な紐や針金などで、
発芽させたい位置の上の部分を強く縛っておきます。

こうすると、幹の肥大につれて
樹液の流れが遮断されるので、
処理をした部分のすぐ下の辺りからの発芽が期待できます。
▼植付け完了

また、根の部分から発芽することがわかりましたので、
曲線的で「果樹盆栽」として育成できそうな根を挿木しておくことにします。
▼根挿し用の根

▼植付け完了

下の写真は一昨年に根を鉢植え(挿木)しておいたものですが、
新梢が何本か伸びだしています。
直線的な幹の部分は接木の台木とし、
曲線的な根の部分は「果樹盆栽」の苗木としたいところです。

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作成者 ars_pro
カテゴリー: その他の作業, モモ・スモモ, 挿木, 春(3~5月), 植付け, 鉢物果樹・盆栽
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