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プロの園芸作業

鉢物の夏の剪定整姿


 

落葉樹の場合、樹形の本格的な剪定剪姿は
落葉している冬季ですが、
新梢が繁茂・徒長する初夏にも、
樹形の維持と必要な分枝をはかる・・・など剪定整姿の作業はあります。
 

今回はこの時期での剪定整姿で留意すべき点について、
実際の作業を通して紹介していきます!
 
● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
 
1square徒長枝の処理

徒長枝自体が樹形を乱しているのですから、
切断の対象となりますscissors

しかし仕立て方や樹種によって、その処理は異なります。

2square樹冠を整える


写真はトウカエデの鉢植えです。
この鉢に植えてから約15年が経ちました。 
 
街路樹にもされるほど勢いの強い木で、
はじめのうちは、よく徒長枝が伸びだしていましたが、
年ごとに落ち着いてきました。
 
それでも上方の左側に徒長枝(飛び出し枝)が
一本出ていますlightbulb
 
ここでは、樹形をひとつの「かたまり」として捉え、
かたまりから飛び出しているのが「飛び出し枝」=徒長枝となります。



これをそのままにしておくと不格好なだけでなく、
下方の枝の衰弱を引き起こしますので、
下の写真の位置で剪定してやりますscissors

※切断位置から新しい枝が出てくることを意識して作業を行います。
 節の上で切るようにしましょう!

 

枝が飛び出していると不格好なので、
切り戻しをしますscissors
 


 


これで樹形がまとまりました。
 
2square幹と枝を整える
 

写真もトウカエデです。
右側にしっかりした「一の枝」のある
模様木仕立てです。
 
これにも気になる徒長枝がありますlightbulb
 
まず幹の方ですが、
上部の左側に直立している新梢です。
 


この徒長枝をそのままににしておくと、
すぐ下の右方に出ている小枝が弱ってしまう危険があり大変ですimpact
 
そこで下の写真のように剪定しました。
 

 

次は「一の枝」です。
 
これにも直立した徒長枝がいくつか伸び出しています。
 
枝は横に広がって欲しいのですが、
こうした徒長枝をそのままにしておくと、
肝心の横に伸びている枝の衰弱を引き起こすので、
切り戻してやりますscissors
 


この木の場合、樹形を考えますと
「一の枝」がかなり大きく感じられます。
 

しかし、しばらくはこのままにしておきますlightbulb
 
というのは樹液の流れは幹が中心となり、
幹の先端部の枝が元気に育つものです。
 
ですから、余程注意して下方の枝が元気に育つようにしないと
年ごとに衰弱の方向に向かってしまうからですsweat
 
樹形は幹・主枝・小枝からできている立体です。
 
その作業の第一歩が「一の枝」作りです。

 
幹だけの状態:一次元
一の枝の誕生:二次元
小枝の発生 :三次元と見ることができるのではないでしょうかsparkle2

 
3square木と木のバランス
 


写真はトウカエデの寄せ植えです。
 
この植栽で問題となるのは、
左方から二番目の主役となっている木が
異常に太くなっていることでしょう。
 
このままにしておくと、
他をますます圧倒して太ってしまいそうなので
少し枝葉を摘み取ることにします。
 


そして全体的に丸みのある形を
円錐形に変えるようなイメージで切り戻していきますscissors
 



主役は大きいもの、高かったり太かったりと
「目立つ」要素を持っていますが、
それがあまりにも強烈すぎると調和が乱れてしまいます。
 
寄せ植えは植栽された木の全体が作りだす景色ですから、
個人プレーは禁物ですimpact
 
枝葉の繁茂は、根の旺盛な身長に繋がりますが
しれは周囲(脇役の木)の衰弱に直結することを
覚えておきましょう。
 
4square樹種の特性
 

写真はチョウジュバイです。
 
この木は株立ちとなる性質なので、
株元からの新梢を基部から切除し、古い枝を保護してやることが必要です。
 





ツツジやバラなど株立ちとなる樹種では
古くなった枝ほど衰弱しやすくなります。
 
樹液は新梢に必ず流れるようになっているようですからlightbulb
 
高木となるものは、幹の先端部に
優先的に樹液が送り込まれるようです。
 
これにて本日の作業は終了です!
おつかれさまでした★



『 鉢物の夏の剪定整姿 』に適した刃物scissors
鉢物の剪定作業では、クラフトチョキを使いました◎
細かな作業となるため、小回りのきく刃先がぴったりですlightbulb
ソフトグリップで長時間の使用でも手が疲れにくい仕様です!
新クラフトチョキ
 
 
★★★今日のひとこと★★★
西先生宅の10年を越える鉢たち・・・
とってもかわいいですよね!
 
写真を撮影しながら、かわいい~!すてき~!を
連発してしまいましたface6heart3
 
我が家の玄関にもミニ鉢を置きたいなあ・・・
なんて、またむくむくと植物欲が湧いてきた取材日でしたsparkle2

日付:
作成者 ars_pro
カテゴリー: 剪定, 夏(6~8月), 樹木, 鉢物果樹・盆栽
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