アルスコーポレーション

Global Site

HOME > プロの園芸作業

プロの園芸作業

花木の植付け

 

 

花の咲いている長寿梅(チョウジュバイ)の鉢を見つけました。

 
この植物は彩りの乏しくなる秋から春まで開花してくれるのと、
おめでたい名前からも人気の花木です。

 
それに樹形がコンパクトで小鉢も開花してくれるので、
小盆栽や寄せ植えなどとしても重宝な存在です。

● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
bud2鉢の選択
現在の鉢は栽培中心のいわゆる栽培鉢であり、
根の生育には好適なのですが、不安定な感じもしますので、
もう少し浅い鉢の方が安定感や広がり(景色)を感じさせるのではないでしょうか。
問題は5年ほど移植をしていませんので根の状態が分からないのと、
樹形が気に入ったので小盆栽として大切に育ててやりたいと思っています。
こうしたことを考えますと、いきなり浅い化粧蜂に植えるのではなく、
中深の鉢でしばらく育ててから、最適の化粧蜂に植えてやることにします。
bud2用土
赤玉土(小粒)を用います。
赤玉土は細根がよく茂るのと、
その材質が雑木ととてもよく調和してくれます。
それに保水性があるので、小鉢での栽培は最高ですpeacesignsparkle2

 

 

bud2作業
1square用土の調整
園芸店で入手できますが乾燥しているので、
植え付ける際には吸水させておき、細根を傷めないようにしましょう。

 
2square根の確認
下の写真は鉢から抜き取ったところです。

 

 

一面に根が張っていて用土が見えないくらいです。

 

 

そっと根をほぐしてみましたら、特定の根がとぐろを巻いたように伸び、
大切な細根が根元に見られません。

 

 

まさに「根詰まり」状態ですsweat

 
3square根の調整
根の状態が枝葉の茂り方につながっているといわれます。

 
つまり、細根の多い状態にあると、
小枝の茂りも良くなるということです。

 

 

盆栽仕立てでは小枝を茂らせることが肝腎ですから、
この徒長している根はまず外してやりましょう。

 
そしてこれまでよりも浅い鉢に植えるのですから、
ゆったり鉢に納まるように、下方の根(用土)も切り取って
根の厚みを薄くしておきましょうscissorssparkle2

 

 

 

次は下の写真のように、
根鉢の周りや表土の部分の根や雑草などをきれいに切除して、
新しい用土が入れるようにしておきます。

 

 

 

特に表土を取り除くことで根が露出することになりますが、
これによって根張りの状態が分かるだけでなく、
露出した根の表皮が発達し、力強い根張りを作ることができます。

 
4square樹形の確認
下の写真は新しい鉢に植付けたところです。

 

 

 

いよいよ樹形を整える段階ですが、
まず鉢の縁を目の高さに置いて細目にして眺めると、
大切な幹や枝の状態がはっきりと見えるものです。

 
この木の場合は斜め左に幹が伸び上がっており、
右方に大きな枝(一の枝)が広がっています。

 
家でいえば大黒柱と棟木を確認したようなものでしょうかlightbulb

 
5square剪定
剪定は「幹の流れ」と「枝の広がり」に小枝を添えていく、
と考えてみてはいかがでしょう。

 
人体での背骨を中心とした骨格に肉付けをするようなものでしょうか。

 
さてこの木の場合、
幹の下部から左方へ貧弱な小枝が出ていますが、
どうも不自然で目障りなので基部から切除しますscissorssparkle2

 

 

 

理想的な話をすれば、
この時期までこの小枝を放っておかず、
発芽した時に芽摘みをしておくべきでしょう。

 
そうすれば切り傷もつけることもなく、
養分のロスをすることが無いので、
木の生長もより順調で、もっと小枝を茂らせることができたでしょう。

 
次は右方の一の枝の基部の辺りにこんもりと小枝があり、
すっきりしないので鋏を入れて整理してみました。

 

 

 

 

 

まだ株元に小枝が残っていますが、
これはそのままにしておきます。

 
これらの小枝は一の枝の生育に大きな妨げになりませんし、
幹の基部(立ち上がり)を肥大させるのにきっと有効だからですlightbulb

 
樹形としては、立ち上がりが太くてどっしりしていることは
とても大切なことですから。

 
6square腰水
最後に灌水ですが、鉢ごと水に沈めて鉢穴から吸水させてやります。

 

 

 

こうすることで用土にムラなく十分に吸水させることができ、
表土の状態を乱さずにすみます。

 
7square苔の扱い
この木の場合にも、株元に短くて綺麗な苔が茂り始めています。

 
用土を乾燥気味に管理すると不思議にこうした苔が現れ、
観賞価値を高めてくれます。なのでこれはそのままにして、
自然な繁茂を期待するつもりですlightbulb

 
8square施肥
冬の間はしません。
2月下旬に薄い液体肥料を「芽出し肥」として与える予定です。

 
本日の作業はこれにて完了です!
お疲れさまでした~★

 

 

 


『 花木の植付け 』に適した刃物scissors

 

小枝の剪定にはクラフトチョキを使いました◎

ソフトグリップで長時間の使用でも

手が疲れにくい仕様で
今年も大活躍の予感です・・・!

新クラフトチョキ

 
★★★今日のひとこと★★★
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!
みなさまどのようなお正月を過ごされましたでしょうか?
私は年末に鳥取砂丘に行き、(はじめて!)
冷たい風に吹かれながらも砂漠気分を満喫してきましたheart3
本年もみなさまに楽しんでいただける記事を
発信していきますので、ぜひぜひお楽しみに・・・!

 

引き続き、宜しくお願い致しますsparkle2

日付:
作成者 ars_pro
カテゴリー: 冬(12~2月), 植付け,
タグ ,