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ベランダでキッチンガーデン | アルスコーポレーション株式会社

プロフィール

畑 明宏(はたあきひろ)

1967年生。兵庫県西宮市出身。ガーデニング研究家。樹木医。
2014年に独立後、奈良市で土壁と木の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜を自らつくる。
現在はNHKテレビ『ぐるっと関西おひるまえ』にも講師として出演中。
著書「コップひとつからはじめる自給自足の野菜づくり百科」など。

再生野菜「リボべジ」でグリーンを楽しもう|野菜の切れ端で水耕栽培
   

再生野菜「リボべジ」でグリーンを楽しもう|野菜の切れ端で水耕栽培


最終更新:2020年5月29日

こんにちは、アルススタッフです。

2020年4月、外出自粛の状況が続いています。お出掛けを楽しむことのままならない今、お庭やベランダでガーデニングを始める方も多いようです。緑に触れると気持ちが落ち着きますし、植物が成長していく姿を見るのは嬉しいものですね。

しかし、「プランターや土、園芸用具を揃えて本格的にガーデニングを始めるのはハードルが高いなあ…」と感じる方も少なくないはず。そんな方にオススメなのが、リボベジ(再生野菜)です。

リボベジ(再生野菜)とは?
「リボーンベジタブル(reborn vegetable)」の略で、調理に使わない野菜の根や葉、芯を水につけるなどしてもう一度育て、再収穫すること。

以前「はたさんちのチョキチョキライフ」でご紹介したマイネギの育て方も、リボベジのひとつ。

\ ネギをカットして… /

\ 水に浸けるだけ!/

このように、とってもカンタンにできます。およそ3~4週間で再収穫でき、上手に育てれば2~3回の収穫が楽しめます。小瓶に差してあるだけでなんだか可愛く、ここからニョキニョキとネギが生えてくる様子を観察するのもおもしろそう。

今回は、リボベジを育てるコツや、リボベジを楽しめる野菜についてお届けします。とにかくカンタン手間いらずなので、ぜひ試してみてください!

《目次》


リボべジ(再生野菜)の育て方

リボベジ(再生野菜)できる野菜

  ・豆苗

  ・ニンジン&ダイコン

まとめ ~リボベジをオススメする理由~


リボベジ(再生野菜)の育て方

準備するもの


野菜の切れ端(根の付近)、容器(お皿や小瓶)、水

栽培の流れ


野菜の根付近を用意し、水にひたします。光の当たる場所に置き、毎日水を変えましょう。蛍光灯の光でもOKです。 早く育つ豆苗なら1週間~10日で再収穫できます。

リボベジのポイント


💡毎日野菜を洗う

植物は成長過程で根から老廃物を出します。毎日水を変え、野菜を洗ってあげてください。ぬめりが出ないよう注意。水は変えずに放置していると、コバエが発生したり腐ったりしてしまいます。

💡水にひたしすぎない

どの野菜も、水でひたひたにしてしまうと呼吸ができません。水でひたすのは野菜(根)の半分くらいまでにしましょう。

リボベジ(再生野菜)できる野菜

リボベジできる野菜の中で、水だけで育つものをご紹介します。

※リボベジには水のみで再生可能なものと、一定期間水で育ててから土に植え替えることで再収穫が可能になるものがあります。

《豆苗》

リボベジの代表格、豆苗。基本的に水につけておくだけで再収穫できますが、ちょっとのコツ💡でより上手に育てることが出来ます。

🌱豆苗のリボベジ手順

①根から3~4㎝上を残してカットした豆苗を用意する

②深さ3~4㎝ほどのお皿に豆苗を入れ、根の半分くらいまで水にひたす

◉お皿選びのポイント
根を広げるスペースがあると成長しやすいです。豆苗よりも少し大きめのお皿を用意してあげましょう。

③明るい窓辺や蛍光灯の下に置き、毎日90度回してまんべんなく光を当てる

④毎日流水で根を洗い、水を変える 💡

⑤1週間~10日程度で再生

はたさん宅のリボベジ豆苗。立派に育っています!

うまくいけば2回ほど再収穫できます。炒め物やサラダ、中華風にいただくなど、様々なお料理に活躍する豆苗。ぜひ”リボベジ”してみてください。

《ニンジン&ダイコン》

お料理でよく使うニンジンやダイコンも、リボベジできる野菜。伸びてくるのは根から上の葉っぱ部分です。

🌱ニンジン&ダイコンのリボベジ手順

①ニンジン・ダイコンの頭を用意する

②浅めのお皿にニンジン・ダイコンを入れ、野菜の半分くらいまで水にひたす

③明るい窓辺や蛍光灯の下に置き、毎日90度回してまんべんなく光を当てる

④毎日流水で洗ってぬめりを取り、水を変える 💡

⑤2週間ほどで葉が収穫できる

こちらもはたさん宅のリボベジニンジン&ダイコン。葉がニョキニョキ伸びています!

ニンジンの葉はかき揚げにするのがオススメ。とても美味しく、栄養もたっぷりです。ダイコンの葉はお肉とごま油で炒めたり、おみそ汁の具にしたりするのがオススメ。ジャコと炒ってふりかけにするのも美味しいですよ。

まとめ ~リボベジをオススメする理由~

1.思い立ったらすぐできる

リボベジの良いところは、とにかく「やりたい!」と思ったらすぐに出来るところ。土やプランター、種や苗さえもいらず、ご家庭にある器と水、野菜の切れ端のだけで始めることが出来ます。

2.手軽にグリーンを取り入れられる

お花屋さんや園芸店に足を運びにくい状況でも、リボベジなら簡単にグリーンを取り入れることが出来ます。お気に入りのお皿で育てれば、ちょっとしたインテリアとして楽しめますよ。

3.観察するのが楽しい

普段何気なく捨てている野菜の切れ端が再生していくのはおもしろいものです。また、「野菜ってこの状態でも生きてるんだなあ」という感動もあります。お子さんと一緒に始めて、観察日記をつけてみるのも良い経験になるかもしれません。

4.エコで経済的

野菜の廃棄してしまう部分を再利用してまた食べることが出来れば、とてもエコかつ経済的です。

スタッフも早速試してみました。

小ネギ、ニンジンの頭、iDChoki(多用途タイプ)。

朝に水を変え、日中はベランダで日光にあてて、夕方からは部屋の中で育てます。

アルスケも興味しんしん。

\ 2週間でこんなに大きくなりました!/

2週間でこんなにも生長しました。ぐんぐん伸びるので、観察がとても楽しいです。毎朝水替えの際に根っこをしっかり洗ったのが良かったのかもしれません。

\ いよいよ収穫!! /

寂しい気もしますが、ついに収穫です! 収穫に使用したのは210パターンから好きなグリップカラーをセレクトできるハサミ、iD Choki

\ お好きな色の組み合わせで作れるオーダーハサミ・iDChoki /

収穫したネギとニンジンの葉。

ニンジンの葉の天ぷらと、山芋の唐揚げにネギを散らして頂きました。

ネギはまだ余っていたのでやってみたかった「餃子の皮ピザ」に。具はネギとハム、ソースは麺つゆとマヨネーズを和えました。美味しかったです!

今回は、リボベジを育てるコツや、リボベジを楽しめる野菜についてお届けしました。料理のついでにスタートできるので、ぜひ試してみてくださいね!

\ 本格的にガーデニングを始めたい方はこちらの記事をどうぞ! /

「初心者にオススメの野菜、管理できる鉢やプランターの数は? 春からのベランダガーデニング 」

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はたさんとアルスケのチョキチョキライフ ベランダでキッチンガーデン

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はたさんと謎の赤いワニ“アルスケ”が、ガーデニングビギナー目線で解説。いつもの暮らしで無理なくできる、ベランダで“キッチンガーデン”にトライしてみませんか?