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鋸(ノコギリ)の「アサリわけなし」とは?
   

鋸(ノコギリ)の「アサリわけなし」とは?


いきなりですが、2つの写真を見てください。

アサリわけの有無による切断面の違い

これは「アサリわけ」と「アサリわけなし」の2つのノコギリで木を切った時の切り口の違い。左側は表面に線状の傷が付いているのが確認できます。右側のように切り口がキレイだと木も病気になりにくくなります。

同じ木を切っても切り口にこれだけの差が出るノコギリの「アサリわけなし」について説明します!

《目次》


1.ノコギリの「アサリ」と「アサリわけ」とは?

2.「アサリわけ〈なし〉」のノコギリ誕生

3.アルスの「アサリわけなし」のノコギリ


ノコギリの「アサリ」と「アサリわけ」とは?

ノコの刃は一つずつ左右に振られて板厚以上の幅になるように作られています。ノコギリの刃側に注目すると一直線ではなく左右に少しずつズレが確認できます。


板厚と左右の刃幅が同じだと下の図のように詰まって切り進むことが出来なくなります。

詰まらずに切り進めるように、ノコギリの刃は1枚ずつ左右に刃を振って隙間ができるように作られています。

隙間を作るために左右に振られた状態を「アサリ」、隙間を作るために左右に刃を振っていくことを「アサリわけ」と呼びます。

「アサリわけ」によって鋸は切り進むことができるようになりますが、

「アサリわけ」の鋸には、

  • 1枚ごとに左右に振ると製造に時間がかかる
  • 1枚ごとの刃の振り幅にバラつきが出てしまう

という問題もありました。

「アサリわけなし」のノコギリ誕生

そこでアルスは、切断物とノコギリの隙間を保ちながらも切り口がキレイに切断できる「アサリわけなし」のノコギリの開発に世界で初めて成功しました。(1958年)

下図のように鋼材を刃側が最も広がるように研磨し、その後に目立てをしています。

刃側を厚く残して研磨した後に目立てをする (刃を作る) という製法を確立し、「アサリわけ」の切れ味を持ちながらも切り口キレイに切断できる「アサリわけなし」のノコギリが誕生しました。(「研磨アサリ」とも言います)こうしてできたアルスの「アサリわけなし」のノコギリは現在もその切れ味と切り口のキレイさから世界中の人に愛用されています。

アルスの「アサリわけなし」のノコギリ

「アサリわけなし」のノコギリが誕生して以来、殆ど全てのノコギリを「アサリわけなし」の製法で製造しています

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