アルスコーポレーション株式会社

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プロフィール

西 良祐(にし りょうすけ)

大阪府立園芸高等学校教諭、甲子園短期大学教授、常磐会学園大学教授を経て、(社)フラワーソサイエティー名誉会長を勤める。 その他NHKテレビ「趣味の園芸」講師や財団法人川西市緑化協会理事、社団法人日本家庭園芸普及協会技術顧問など。

波板ポット

ブルーベリーのハイブリッシュ系の
スパルタン、チャンドラー、ダロウの三品種を栽培しています。
(写真は左から、スパルタンとチャンドラー)
この植物は、
複数の品種を集団的にしておくと
良く結実しますし
早生・中生・晩生の性質を組み合わせて
収穫期を広げたかったからです。

全て鉢植えしているのですが、
チャンドラー(写真右)が下枝を失って
棒立ち状態になっています。
この品種の樹形は開帳性ですから、
このような姿は異常です

植付けてから三年以上経っていますし、
鉢も小さく見えます。
どうやら根詰まりを起こしているようです

そこで植え替えをしてやりたいのですが、
大きな鉢が見当たらないのと
これ以上大きな鉢にすると
この次の植え替えの際に扱いが大変なので、
自家製の容器(ポット)を用いることにしました。
自家製の容器は市販の波板を使って作りましたので、
「波板ポット」と名付けることにします

この波板ポットは植え替え時の負担を軽減する
良い方法のように思いますので、
今回、作り方をご紹介させていただきます。● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●

高さ
高さは60cmとしました。

もしも小型の植物の場合には、
45cm前後にしておくと扱いやすいのではないでしょうか。
また、下部の中央に丸い穴を開けます。
これは通気排水のためのものです
形づくり
2枚の波板を写真のように合わせ、
針金で固定し園筒状の容器とします。


▲今の鉢よりも少し大きめのサイズにしておきます。


2枚の波板の凸凹を
しっかりと合わせるのがコツです

通気管を通す
下部の穴に通気管を通します。

※裏からみた写真です
こうしておくことで、
通気排水ができるだけでなく、
特定の根の徒長による根詰まりを防ぐことができます
このままでは用土を入れられませんので、
市販の受け皿の中に入れて完成です。

次は植え付けです。
ブルーベリーの栽培用土のPHは
4.3~5.3が好適とされており、
かなり強い酸性用土を好む性質です
用土を調整する際には、
ピートモス、鹿沼土、腐敗土などを
多く用いるようにしましょう。
土づくり
通気管が隠れるまで鹿沼土を入れます。

その上から市販のブルーベリー用土を
10cmほど入れていきます。

ここで、鉢から抜いたブルーベリーを
植え替えていきます

隙間には、更にブルーベリー用土を入れていきましょう。

※波板に沿って支柱を抜き差ししていくと
底まで用土が入りやすくなります
粗めのピートモスを敷けば、
植え替えは完了!

最後に枝が重ならないように
支柱でバランスを整えて、、、本日の作業は終了です!

鉢が窮屈になったときに行いたい植え替え。
今まで植物を鉢から抜くのに一苦労していたかもしれませんが、
波板ポットだと、波板を外すだけでとってもラクチン!
西先生のお宅には、
波板ポットでぐんぐん育っている植物がたくさんありました。
更なるカンタン園芸に一役買ってくれそうな方法、
ぜひお試しくださいね

きちんと目で根の浅さを確認できました
ぐんぐんと寒くなってくるこの季節。
みなさま北風に負けぬよう、あったかくしてお過ごしくださいね

★★★今日のひとこと★★★
ブルーベリーの根は浅いのが特長。
今回の植え替えでも、底には根はあまり見当たらず
側面にびっしり・・・!


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