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西先生のプロの園芸作業 | アルスコーポレーション株式会社
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プロフィール

西 良祐(にし りょうすけ)

大阪府立園芸高等学校教諭、甲子園短期大学教授、常磐会学園大学教授を経て、(社)フラワーソサイエティー名誉会長を勤める。 その他NHKテレビ「趣味の園芸」講師や財団法人川西市緑化協会理事、社団法人日本家庭園芸普及協会技術顧問など。

生垣の上手な刈込み方
   

生垣の上手な刈込み方


今回は、昨年末に引き続き生垣剪定の際に使う「電動バリカン」の上手な使い方をご紹介いたします。


(1)準備
まず、生垣の枝の太さはまちまちですので、目安として直径6mm以上の枝は、あらかじめ剪定鋏でカットしておきます。


こうすることによって、バリカンの剪定作業をスムーズにするだけでなく、噛み込み停止を避けて、動力部の不用意な故障を防ぐことができます。

(2)平面


次に、生垣の平面を美しく刈り込むには、刃先を刈り込む方向に少し下げて、進行方向に動かすと、うまく刈り込めます。
刈り込む速さは、1mの幅を3~4秒で動かすときれいに刈れます。

(3)側面


そして、生垣の側面を刈り込む時は、下から上に向かって刈り込むとスムーズにできます。

(4)高さ

生垣を一定の高さに刈り揃えるには、糸やヒモを張って、それを目安にして刈り込んでください。
慣れてくると、直線的な面だけでなく曲面の刈込みもできるようになりますが、刈込み過ぎると元に戻せませんので、最初は少しずつ刈込みながら、全体のバランスを確認するのが失敗しないコツです。

昨年末の記事で紹介しました生垣刈込みのデザイン例(ハート型)で言いますと、写真のような基本線を基準に刈込みを進めます。
生垣の下生えの刈込みは、刃に石や砂を噛み込みやすいので注意してください。
刃の寿命を縮める原因になります。


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