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西先生のプロの園芸作業 | アルスコーポレーション株式会社
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プロフィール

西 良祐(にし りょうすけ)

大阪府立園芸高等学校教諭、甲子園短期大学教授、常磐会学園大学教授を経て、(社)フラワーソサイエティー名誉会長を勤める。 その他NHKテレビ「趣味の園芸」講師や財団法人川西市緑化協会理事、社団法人日本家庭園芸普及協会技術顧問など。

トウカエデの寄せ植え
   

トウカエデの寄せ植え


 


トウカエデは春の活動が早いので、
1月下旬までに剪定や移植をしてやるのが安全です。

この冬は寒気が続いているので今週行うことにします。
春めいてから行うと切り口から樹液が溢れ出してなかなか止まりません。

この鉢の場合5年ほど移植をしていないので、
弱い木はかなり衰弱していることでしょう・・・

 
出来ることなら1本ずつバラして植え直してやりたいところですが、
無理なようであれば、せめて3つくらいにバラしてみようかと考えています。

 
というのも寄せ植えは
「品」という字を書くように植え付けるとよい、
と言われてますので。

 
それも楷書よりも行書や草書を意識して伸び伸びと植え付けると美しく仕上がるとか

 
上記のことを意識して、本日の作業をはじめましょう。
● ● ● ● ● ● ● さあ、やってみよ~!● ● ● ● ● ● ● ● ●
鉢から取り出す
トウカエデを鉢から抜き出します。

鉢から抜き取ったら、鉢に接していた根を切り取ってやります


1周切っていくとこんな感じ!
鉢の内側から1cmのところを目安に、
おこないました

そして根をほぐしながら、
ひとかたまりずつ分けてやります。

はさみは土を切ると刃こぼれしてしまいます。
新品のはさみではなく、使い古しのものを使ってくださいね

根の基本的な整理は細い根を大切にし、太い根を処分することにします。寄せ植えは雑木林を感じさせるものですから、できるだけ小枝を多く茂らせたいのです。
枝の伸び方は根と密接な関係があり、太い根が伸びているとどうしても太い枝が徒長する傾向があり、細い根が多く伸びていると小枝がよく茂ってくれるようです。

そして、寄せ植えで注意しなければならないのは特別に大きく肥っている株の処理です。
そのような株があった場合は、太い根を少し強めに切り戻しておくことにします。
作業に関しては細い根を乾燥させないよう注意しましょう。
その為にも、苔を残しておいてください。


植え付け
根の処理が終わったら、植え付けです。
一番大きな株から植え付けますが、
中央ではなく左方に寄せて右方に広がりをつくることにします。

左右の位置を数的に表すと1:2くらいでしょうか。
そしてこの株の位置を一番高くしてやり、
木の大きさに準じて高低差をつけてやると景色が立体的になります

上から赤玉土をかぶせたら、仕上げは苔を張りましょう。
苔は主役の株元から張っていくようにしてください。
だんだんと苔が敷き詰められてきました・・・!

この鉢では同じような感じの苔を使いましたが、
もしも違った苔があれば組み合せて張ると
立体感が強く美しく仕上がることでしょう


苔を採取する場合には日当たりの良い、
乾燥した場所からとるようにしてくださいね

 
日陰のじめじめした所にはゼニゴケのような
良くない苔が混じっていることがあるので。

 
全ての苔を張り終えるとこんな感じ!
またあらたな姿になりましたね!

本日の作業はこれにて終了!
お疲れさまでした!

★★★今日のひとこと★★★
まだまだ寒い日が続きますね・・・!
作業日も北風が冷たく、
完全防備にて行いました
それでも沖縄では桜が咲いたと聞いて、ほっこり
確実に春はきているのだと思うと、なんだか嬉しくなった今日でした。春、はやくおいで~


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